出会いがあれば

　出会いがあれば別れがある……
　そんなことを身に染みて思い知らされるイベントがありました。
　というわけで、ここから先はトリノホシのネタバレなので続きを読む形式で書きます。

　えーと、ステージ７だったかな。
　一見南国の楽園っぽい良い感じのステージなのですが、実はすごいクセモノでした。
　食料は持ち越してきた分や鳥に協力してもらった分や現地にあるものなどなどと苦労しなかったのですが……
　イベントが……
　イベントの内容が辛いです。
　島探しはともかく、その間間の会話が切ないです。
　でもって悲しみのどん底にいる主人公たちに追い討ちをかけるような巨大虫。
　これは本当に怖かった……
　一発でクリアできたのが不思議なぐらい怖かったです。
　そしてステージの最後に待つカールとの別れ。
　主人公の父親が亡くなった時より辛いです。
　というと父親に失礼かもしれませんが。
　いや、なんとなーく察しはついてました。
　ステージ名が「バイバイ・フレンド」の時点で、あー、これはカールと別れてしまうのかな、と。
　でもまさかですよ……
　うぅ……カール……
　本当に良いＡＩでした……
　これからはカールがくれた翼で飛んでいきます。

　このイベントで思ったのは、重要キャラが主人公の下を去るタイミングによって悲しさの度合いが異なるのでは、ということです。
　私が今までやってきたゲームでは、エンディングになって重要キャラが主人公の下を去るというのが多かったのですが（バテンⅡのギロとか、TOSのクラトスとか）、今回はストーリーの途中での別れでした（ＴＯＤのリオンとか）。
　エンディングで別れるのは「これでお話は終わりだし」と諦めがつく場合もあるのですが、ストーリー途中の別れは「まだ物語は続くのに、このキャラなしでどうやっていけと！？」みたいな危機感もあるのでなかなか受け入れられません……
　でもこの辛さや悲しみを乗り越えてヒューゴーは成長していくのでしょう……
　……偉いなぁ……