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08.01.12設置。日記やら創作のネタっぽいものやら、今現在プレイ中のゲームやら、ちょびちょび書いてます。
2017年10月20日 (Fri)
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2008年06月28日 (Sat)
 はたして創作なのかただの日記なのか、カテゴリー分けに少し悩みましたが、"本"のことを書いているということで創作に入れました。

 日本の義務教育課程にいる少年少女を襲う夏の人災、読書感想文。
 読書嫌い量産課題と、中学校の教師をしている従姉妹の父親も申しておりました。
 最近は書いても書かなくても良くなったとかいう噂も聞きますが、私は小1から中3まで毎年書いて……というより、強制的に書かされておりましたよ。
 もう嫌で嫌で嫌で嫌で仕方がなかったですね。
 小学校低学年の頃は算数の宿題と共に泣きながらやった覚えがあります。
 だから読書感想文のタイトルは「○○を読んで」で、本文はまず本のあらすじ、それから多少感じたこと、この本を読んでこれから自分はどうしていきたいか。
 感じたことなんて「主人公のこの行動がすごいと思う。私には出来ない」ばっかりですよ。
 これからどうしていきたいかなんて「主人公のように素晴らしい行いをしたい」とか、そんなんぐらいですよ。
 でも、高校生になってからは、読書嫌いの友人の感想文を英語の宿題と交換で書くなんてことをしてました。
 あれほど忌み嫌っていた読書感想文より手強い宿題が出てきたからなのでしょう。
 本を読むのが楽しいと感じるようになったからかもしれません。
 さて、そんな人災から解放されて○年。
 先日立ち寄った本屋さんで、小学校低学年向けの課題図書を立ち読みしてしまいました。
 小さな本屋さんのカウンターの真正面で一冊丸々読みました。
 タイトルは「かわいいこねこをもらってください」。
 ねずみを獲る猫は私の敵ですが、表紙がめちゃくちゃ可愛かったのがこの本を手に取った理由です。
 それでは、○年ぶりの読書感想文、いってみましょー!


 ちいちゃんは学校の帰り道、カラスに襲われている子猫を助け、家に連れて帰ります。
 自宅のアパートでは飼えないことは分かっていました。それでも、子猫を放っておけなかったのです。
 連れて帰ると、思っていた通り「ここでは飼えない」と母親に言われます。
 この次の母親の言葉は、「元の場所に返してきなさい」とか「捨ててきなさい」とか、そういうのだろうなと思いました。
 しかし、母親は「私たちで飼い主を見つけましょう」と言いました。私はこの言葉に感動しました。
 飼えないと分かっているから面倒が起きる前に元の場所に返す(捨てる)のではなく、子猫を放っておかなかったちいちゃんの心に「家で飼う」以外で応えられる最高の方法だと思ったからです。
 それからちいちゃんは学校で、母親は仕事先で、子猫の飼い主を探し始めました。
 しかし飼い主はなかなか見つかりません。ちいちゃんや母親の周りには、友達、知り合い、学校の生徒、先生、職場の人……と、たくさんの人がいるのに、子猫を飼いたいという人はいません。母親は職場の人に「子猫をもらってください」というポスターを百枚作ってもらい、街のいろいろな場所に貼り付けましたが、名乗り出る人はいませんでした。
 それでもちいちゃんは頑張って子猫の飼い主を探します。男の子達にからかわれて悔しい思いをしても、嫌なことを言われても、諦めずに探します。
 探さないと、この子猫が殺されてしまうからでした。
 ペット禁止のアパートで猫の鳴き声がすると苦情があり、大家さんがちいちゃんの家に注意……というより、警告したのです。一週間以内に飼い主が見つからなければ、別のところに引っ越してもらうか、子猫を保健所に連れて行くと。
 保健所に連れて行くことの意味を、ちいちゃんは知っていました。だから子猫の命を守るためにちいちゃんは自分の心が傷付くのも構わず、子猫をもらってくれる人を探し続けたのです。
 自分はどんなにからかわれても嫌なことを言われても死なないけれど、この子猫は飼い主が見つからなければ殺されてしまう。だから飼い主を探す。
 すごい決意だと思いました。
 私はからかわれるのも嫌なことを言われるのも嫌いです。ものすごく苦痛を感じます。避けて通れるならそうしたいです。
 でも、ちいちゃんは子猫の命を守るために、自分がそういうものにさらされるのも構わないというのです。
 もちろんその前に「本当に悪いのは子猫を捨てた人なのに、どうして自分がこんな嫌なことを言われないといけないのか」と理不尽さに怒りを感じていました。
 でもちいちゃんは、理不尽や怒りを乗り越えました。
 飼い主を探すのを止めれば、からかわれることも嫌なことを言われることもなくなるのに。
 楽な方へ流されなかったのです。
 大家さんの警告から一週間。飼い主は見つかりません。
 このままでは子猫は殺されてしまいます。ちいちゃんは貯金箱と子猫を抱いて、家を飛び出しました。
 そこへちいちゃんの学校の保健室の先生が現れて、ちいちゃんを呼び止めます。
 飼い主が見つかったのです。
 保健室の先生の友達が、子猫を飼いたいと言ってくれたのです。
 子猫は無事に、保健室の先生の友達の元へと引き取られていきました。
 その後、ちいちゃんは泣きます。本当は自分が飼いたかった、名前も付けてあげたかった、と。
 今まで言いたくても言えなかった、我慢していた気持ちがあふれ出てくるままに泣きました。
 ちいちゃんは一つの命に対して責任を持つ、ということを、私に教てくれました。
 そしてちいちゃんの母親も、ちいちゃんの気持ちに応えてくれる、素晴らしい母親だと思いました。
 生きている限り、嫌なこと、大変なことには必ず出会います。でも、その時にはちいちゃんがとった行動や考え方を思い出して、大切なものの為に、楽な方へ流されない。そんな心を持ちたいです。


 これで400字詰め原稿用紙4.5枚、1556文字です。
 むー……シメがイマイチ。
 そして全体を通してあらずじに毛が生えたような内容。
 出来るだけ堅い言葉や難しい言葉、漢字は使わないようにしていますが……そうするとまるで自分の文章じゃないみたいに見えてしまいます。
 それにしても読書感想文なんて久しぶりです。
 本を読んで何を感じるかなんて人それぞれで自由なのに、いざ文章に起こそうとすると色々考えて過激なことは書かないようにしてしまいますね……
 でもなかなか面白い本でしたので、興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか?
 挿絵の子猫(ラストで「ちいた」と名前が付きます)がめちゃくちゃ可愛いですよ!
 

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