思う事を書いてみる

　内容が内容だと思うので、中身は続きの中に伏せてます。
　どんな感じのことを書いているのかというと、その考え方って押しつけがましいんじゃないの？というようなことです。

　私は怒られることが嫌いです。
　怒られるとものすごい恐怖を感じるのです。
　だから嫌いです。

　私にとって怒られることは、大量の生肉を持たされて猛獣の檻の中に放り込まれるような感覚です。
　そして地震、台風、雷、そんな災害にも似ています。
　自分ではどうやっても避けられないし、遭遇すれば早く過ぎ去るよう祈りながら耐え忍ぶしかないのです。

　反論などもってのほかです。
　殺されてしまうかもしれません。
　何しろ相手は猛獣、天災です。
　私の力などでどうこうできるはずがないのです。

　だから私は怒ることが嫌いです。
　怒りを感じても心の内だけに留めようと努力します。
　そして私は怒らないからだれも私を怒らないでと考えるのです。

　怒られたくないから怒らない、優しくされたいから優しくする、褒められたいから褒める、共感してもらいたいから共感する、反論されたくないから反論しない……
　いつからか、そう考えて行動するようになっていました。

　おかしいな、と思います。
　変な考え方だ、と思います。
　私が怒らなかったところで怒られなくなるはずがないし、優しくしたから優しくされるわけでもないし。
　褒めたから褒められることも、共感したから共感してもらえる、反論しないから反論されない……なんてことあるわけがありません。

　でも、そうすることで少しでも怒られることを回避しようとするのです。

　私の行動の根底には「これをしないと怒られるからする・これをすると怒られるからしない」という考え方が根を張っています。
　自分のしたい・したくないは関係ありません。
　怒られれば命がないからです。

　怒られたところで殺されるなんてことは普通ありません。
　でも、私は過去にそうされてもおかしくないぐらいにキレられたことがあります。
　相手は先生でした。
　立場的に私が悪いという雰囲気になっていて、助けもなく、友達からも怖いからやめてと言われただけで慰めの一言もなく、そのため自分が悪いのだと思い誰にも言えないまま何年も恐怖が心の底に溜まっていきました。
　言えば、あんたが悪いと言われ、余計に傷つくと思ったのです。
　本当に怖かったです。恐ろしかったです。
　その恐怖は、私の中で地震を上回ります。

　だから、私は働くのが嫌です。
　働けば必ず怒られます。
　自分が悪い・悪くないに関わらず怒られます。
　なぜそれをした・なぜそれをしなかった・教えたはずだ・教えていないのにするとは何事だ・なぜ聞く教えたはずだろう・なぜ聞かない……など。
　何を言っても怒られます。
　相手にもよると思いたいです。
　でも、そんな人ばかりでした。

　それがお金を稼ぐということなら、私はそれに耐える自信などありません。
　こんな考え方、今すぐ捨ててしまいたいです。
　でも怒られることに対する恐怖は、あの事があって13年間、増大こそすれ薄れる気配はありません。
　どうすればこれを克服することができるのでしょうか……