もうだめだ

　この手の話題が増えてきたので、新たに「ジジババ」カテゴリーを追加……
　早く仏壇の前で「あの時は大変だったわねぇ～www」「ほんとねぇ～～～www」とか言いてぇえぇぇぇえぇぇぇぇぇ!!!!

　ちょうど11月から、家の近くの老人ホーム（厳密にはそうでないらしいけど、24時間見守り体制がある）の夫婦部屋が空くらしい。
　私たちにしてみればもう渡りに船、ここに入っちまえばババ以外はみんな安心なんですが、そのババがもうババなんですよね。
　何言っても、どれだけ説得しても、「まだボケてへん！しっかりしとお！」の繰り返し。
　で、こういう時に限って「私の子供の数は3人や！」……と、脳が目覚めてたり。
　最近ずっと「4人子供がおったはずなんやけどなぁ」って言ってたくせにね。
　因みに見えない4人目は、息子の弟という脳内設定で、呼び名は息子の愛称。
「○○ぼっちゃん○○ぼっちゃんって呼んどってんけどなぁ」……だそうで。
　だから、「名前は？」って聞いても「何やったかいなぁ」。
　ただまぁ未だに50も半ばの息子を「ボク」と呼ぶジジババだから、ババの頭の中がそんなのになってもあんまり危機感無かったり。

　来る時が来たなぁと思ってから2年。
　あれよあれよという間にババは認知症の坂を転げ落ちました。
　あれは確か、ババが庭でこけた日。
　ババ、自分で起き上がらなかったんですよね。
　それで庭でじーーーーーーーーっと、誰かが助けてくれるの待ってたんですよね。
　そしたらジジが家に電話かけてきて、泣きながら電話かけてきて、息子夫婦出動。
　夜中の8時回ってたっけね。
　それから何日も、自分は足が痛いねん！ゆうて、夢にまで見た寝たきり生活やってたんよね。
　念のため医者に診てもらったけど、何にも、怪我ひとつしてなかったんだけどね。
　ババ、寝たきりになりたいんよね～ww
　何もせんでええもんね～www

　いや、もうホント斑は困ります。
　家族では面倒見切れません。
　全てはジジババの性格が原因と思うんですけどね。
　もう財産管理出来ないとか、自力で病院行けないとか、買い物行けないとか、下の世話が自分で出来ないとか、そうなったらもう施設に入った方が楽だと思うんですけどね。
　現代人だからそう思うんでしょうか？
　やっぱり理想の老後は、息子夫婦とその孫に囲まれて、ちやほやされて一日中面倒見てもらって、とか、そんなんなんでしょうかね。
　うん、息子夫婦、これ肝心ね。
　娘夫婦は名字が違うから外。
　息子夫婦は自分の名字を継いでるから内。
　この内外で区切る考え方が、いかにも古き良きジャパニーズって感じよね。
　だから娘に愛想尽かされるんよ。

　そうえば、2年ぐらい前から老人弁当を配達してもらってるんですよね。
　昼と夜の2回配達。
　ババは「これが来るから家におらんならんねん！」って言ってるけど、まぁ勝手にしてよ。
　2年も食べていればもうすっかり飽きたみたいで、食べずにいる日もあるとか。
　そりゃそうでしょ。最初の1ヶ月でもう飽きたまずいいらん持って帰れって押しつけてきたりしてたしね。
　ババってこういうこと多いんよね。
　自分がまずいまずいって言ってるものを、どうして「いらん」って言ってる人に食べさせようとするの？
　ほんと他人の気持ちに無関心すぎ。
　もうみんなから見捨てられかけてますよー。
　あ、すみません、もうすでに娘二人からは見捨てられてましたv　テヘvvvvvvvv
　ジジババが辛うじて自宅で生活できているのは、介護保険と、それ以上に息子夫婦の介護あってのことなのですよ。
　ヘルパーさんは通院までしてくれないから、何かあったら母出動ー
　さらに何かあったら父会社早退ー
　ここ1週間、ずっとこんな感じ。

　そうそう、19日にジジが退院したのですよ。
　ジジの退院が息子夫婦にとってのさらなる地獄の始まり、って感じです。
　私たちもう11月にジジババの元を離れるんですけど（親が心配じゃないのか！とか、育ての恩を仇で返すんか！って思うんなら勝手に思ってください。）、そのせいで、もう父の二人の姉からのなけなしのお手伝いもパッタリなくなってしまったんですよね。
　というのも、もう2人で生活せなあかんねんから、2人だけの生活に慣れさせな、なぁ。
　って理由です。
　そりゃまー言いたいことはわかるけども、ジジが退院してきてから今日まで、母は一体何度ジジの車いすを押して病院へ行ったと思ってるんですか？父は一体何回早退したと思ってるんですか？
　ホントに役立たずの小姑共。
　葬式の時の二人の言う事が手に取るように分かります。
「私ら頑張ったなぁ」
　そして私は、もしかしたらキレてこういうのです。
「どこがやねん！この卑怯者！」
　けど、介護ってそんなもんらしいです。
　息子の嫁がいくら頑張っても、評価されないらしいです。
　それは今の社会では当たり前だかららしいです。
　諦めって、肝心ですね。
　結婚したら、旦那の親に尽くして、それから旦那に尽くして、死ぬ。以上。

　そうそう、ジジが退院したんです。
　入院中はジジの調子良かったですよ。
　ちょーっと頭がほぉっとしてきて、すっかり認知症の気配がしてますけども、それでも今に比べれば大分良かったですよ。
　導尿してるんですけどね。
　それが、退院早々詰まったんですね。
　しかも、退院からわずか1週間で2回も。
　わりとそんなもんらしいですけどね。
　だって水飲まないし。もう年といえば年だし。
　水。一日に小さな湯のみ2杯ぐらいでしょうかね。
　お食事に小さな湯のみ半分。
　お薬に小さな湯のみ4分の1。
　それぐらいですかね。
　あ、薬も目の前に無いと忘れるみたいですよ。
　今となっては薬飲むのが仕事なのにね。
　便秘もきついらしいですしね。
　ずっと前から1週間出ないこともよくあるってね。

　認知症でババの鬼女っぷりが目覚めて、もうその理不尽っぷりには脱帽する限りです。
　ジジの入院中……夜一人は気色悪いからはよ帰ってきてくれ（非常に鮮明な時。認知症モードではジジはウチに泊まっていることになっていてはよ返せと言ってくる。3回以上説明しても「？？？」）
　ジジの退院後……退院せんほうが良かったんちゃうか
　いやー、鮮やかな自己中っぷり、見事です。
　それがババの処世術なんでしょうか？
　見習いたいもんです。
　まぁそれやると友達を失うというものすごいリスクがありますけどね。
　アレ？でも、そういえば、ババには友達がいるらしいんですよ。
　リアルにいるのか、頭の中にいるのかは知りませんけどね。
　話に出るだけで会った事ありませんから。
　ババは外面だけは良いってこと、忘れてましたwww

　………………というのがここ最近の我が家です。
　介護殺人の危機感を抱きつつ、引っ越しの時を待っている状態です。

　はぁ、書いたら大分すっきりした。
　図書館行ってこよ。