当たり前 その１

　何となく心の中で思うことをちょろっと書いてみようかと思い続けて早数ヶ月。
　ということで、今日こそ書いてやるぜ。

　主張はしたい。でもこれが偏った考え方かもしれなくて、道理に適っていないかもしれなくて、実際はそうでもないかもしれなくて、単なる思い過ごしかもしれなくて、そう感じるのは今の気分が沈んでいるからかもしれなくて……と思うと、なかなか声高に言えない。

　人の数だけある考え方の一つとして読んでやろうという方、どうぞお読み下さい。

　他の誰かから認めてもらうのって、すごく嬉しい。
　でも、そんなことはなかなかない。

　社会では「ここにいるならこれが出来て当たり前」な雰囲気が強くて、それが出来るからといって認めてくれるわけじゃないし、むしろ出来なければ辞めろとか、そういう方向に行くと思う。

　何というか、「認めてもらえなくて当たり前、認めてもらえるなんて夢のまた夢、認めてもらえるなんて贅沢、認めてもらいたいなんて考えは捨てなさい」という感じががすごくする。

　何でまたこんなことを考え出したのか分からないし、私は誰かから認めてもらった経験が平均より少ないとか、そういうこともないと思う。

　でも何となく、今の社会は「努力しても何をしていても、認めてもらえなくて当たり前」みたいな空気が充満してると思う。
　『「認められる」ってのは極ごく一部の、テレビに映って全国に名が知られるような偉人に限られる』というか。
　
　ただ、認めてもらうための努力も何もしてないくせに誰かに認めて欲しいだなんて、わがままもいいところ……とは思う。
　でも、じゃあなぜ今努力しないのかと言うと、過去に努力をしてもそれが認められなかったから、実を結ばなかったから……だったら、努力をする力もなくなると思う。
　言い訳だとも思うけど。

　……やっぱり承認経験が少ないんだろうか。それとも承認欲求が強いんだろうか。

　あなたの存在や価値を認めます。だから私の存在や価値を認めて。というか。